甲府市の市場は、昭和48年に開設しました。
山梨県内唯一の公設市場で、甲府市内をはじめ、山梨県下全域、長野県の南側の地区を供給圏(約90万人)としています。
生鮮食料品は、一般の商品と違って
●鮮度が落ちやすい
●長期にわたる保存が難しい
●種類が多種多様である
●天候や生産状況の影響を受けやすく、価格が大きく変わる
●消費量と生産量との調和が困難で、一定した価格を得ることが難しい
●小売店などでの需要が多種少量で非常に流動的である
という特性があります。
このような特性の商品には、集荷や仕入れを有効にするため、過度の競争や公正でない取引が行われたり、また、衛生面が十分に行き届かない恐れもあり、消費者も生産者も大きな不利益を受ける心配があります。
これらの点に適正に対応するための流通機構として、“卸売市場”が設置されることになり、甲府市は昭和48年に「中央卸売市場」を建設し、立地・環境的、また、衛生面でも整備された施設で、法令に基づいた取引ルールに従って、市民・県民の食生活に欠かすことのできない新鮮な野菜や果物、魚など食料品を全国各地から集荷し、公正で効率的な取引が行われるよう管理・運営を行ってきました。
そして、さらなる市場の活性化を図るため、平成23年4月1日から「地方卸売市場」に転換しました。
【名称】 甲府市地方卸売市場
【所在地】 山梨県甲府市国母6丁目5番1号
【開設日】 昭和48年4月25日
【開設者】 甲府市長
【取扱品目】 青果物、水産物
【用地規模】 106,389平方メートル
【建物規模】 37,272平方メートル
【施設配置図】
【せり売開始時間】
●青果部
野菜…午前6時〜
果実…午前6時30分〜
●水産物部
冷凍まぐろ…午前6時30分〜
【休場日】 日曜日、祝日、1月2〜4日、12月31日、臨時休業日
※休開市日カレンダー
地方卸売市場は「卸売市場法」に基づいて、生鮮食料品の流通、消費上、特に重要な都市の地方公共団体が都道府県の知事の認定を受けて開設した、生鮮食料品の卸売をする公共的使命をもった施設です。
【地方卸売市場が果たしている主な効果】
●食品流通の太いパイプ役として、新鮮で豊富な品物が迅速かつ衛生的・能率的に集荷・分荷される
●法律等に基づく取引ルールによって、公正で効率的な取引が確保され、適正な価格が形成される
●代金決済を明確にすることから、市場信用が向上し、充実した食料品の流通が図られる
●消費者に対する多種適量な食料品の安定供給源となり、生産者には安心できる継続的な販売ルートが確保できる
【開設者】甲府市
市場の運営と施設を管理し、公正で効率的な取引が行われるよう指導・監督をしています。
【卸売業者】青果部・水産物部 各2社
山梨県知事の許可を受けて、全国各地の出荷者から販売の委託、または買い付けた生鮮食料品を、せり売りなどによって卸売をする会社で、規則に定められた率による「委託手数料」を出荷者から受けて営業しています。
【仲卸業者】青果部6社 水産物部8社
開設者の許可を受けて、市場内に店舗を構え、卸売業者が行う売買取引に参加して品物を買い受け、売買参加者や買出人に分荷・調整して販売しています。
※事業者を募集しています。
【売買参加者】
開設者の承認を受けて、卸売業者が行う売買取引に仲卸業者と同じ立場で参加して、品物を買い受けることができる小売業者です。
【買出人】
仲卸業者から品物を買い受ける食料品の小規模小売業者・加工業者・飲食店などで、開設者が定めた登録を受けています。
※登録の申請は随時、受け付けています。
【売買取引及び決済】
甲府市地方卸売市場業務条例及び同施行規則抜粋
※売買取引の方法
※決裁の方法
甲府市地方卸売市場
〒400-0043
山梨県甲府市国母6-5-1
→ アクセス
【甲府市】
市場管理事務所
TEL.055-228-1745
(青果配送センター2階)
【指定管理者】
一般社団法人
甲府市地方卸売市場協会
(青果配送センター2階)
TEL.055-228-5787
FAX.055-228-9163
→ 甲府市地方卸売市場協会とは
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